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こんにちは。
ピアノ講師の“やまもりのくま”です♪
ピアノ初心者の方に向けて
楽譜の読み方を解説しています(^^)

 

さあ、今日は「リズム」です!

リズム、難しいですよね~・・・

音程がほとんど読める方でも、
このリズムでつまづくことが多いのではないでしょうか?

 

今日は、
リズムは何ぞや?とかそういう小難しいことは一旦置いといて、

とにかく
「リズムが読める(分かる)ようになる!」
そして
「実際に弾けるようになる!」

ここを目標に解説していきます!

 

今日ご紹介するこの方法は、
簡単に読める!とかすぐ読める!という方法ではありません。

このページで、
何か特別な読み方や、弾き方を書いているわけでもありません。

 

でも。。。

この方法で
読めないリズムはありません。

 

なぜか?

それは「楽譜の書き方に沿った読み方」だからです。

楽譜を書く側も、
このことを意識して書いているからです。

 

楽譜を読むのに奇抜なテクニックはいりません。

その構造や書かれ方を意識するだけで、
楽譜はグッと読みやすくなりますよ。

 

それでは早速参りましょう!
楽譜の「?」を「!」に♪

1.拍子記号を確認する

今回は例として、こちらの楽譜を読んでいきます。

 

「リズムを読む」というと、音符を先に見がちですが、
実は最初に確認すべきは「拍子記号」です。

 

拍子記号とは、曲の最初に
ト音記号やヘ音記号の隣に書いてある数字のこと。

楽譜を読む際に、まず確認しないといけない記号になります。

 

拍子記号は、曲の始めに書いてあります。

あなたの楽譜にもありましたか?

「え?私の楽譜の最初に数字なんてないよ!」という方も落ち着いて。
その場合はおそらく、これらのような記号が書いてあると思います。
Cは、4分の4拍子、
4分の4拍子
Cに|は2分の2拍子のことです。
書き方が違うだけで、表していることは一緒です。

で、
この拍子記号の、まずは下の数字を確認します。

今回の楽譜なら下の「4」という数字を見ます。

この分母にあたる数字が、
「1拍=〇〇音符ですよ」ということを表しています。

 

この楽譜だと、
「4」なので、「四分音符」を意味します。

 

他の拍子だと、例えば、

4分の3拍子なら「4」
8分の3拍子、8分の6拍子なら「8」
2分の2拍子なら「2」。

に注目します。

 

そして、それらをこう読み替えます。

4分の3拍子なら「4」だから「四分音符=♩」
8分の3拍子、8分の6拍子なら「8」だから「八分音符=♪」
2分の2拍子なら「2」だから「二分音符=二分音符

拍子記号の下の数字の意味はお分かりいただけましたか?

 

次に、上の数字を見ます。

分子にあたる上の数字は、
「(下の数字)音符が1小節に入る数」
を表しています。

今回で言えば
上の数字は「4」なので、

4分の4拍子とは、
「1小節の中に四分音符が4つ分入る拍子」

ということです。

 

上の数字の意味もお分かりいただけたでしょうか。

 

「だからそれをどう読むの?」
の部分については今から解説していきますので、

まず!

拍子記号の数字を確認してください。

 

何はともあれ、
リズムを読む際には
この拍子記号の確認が第一です。

ここをよく確認せず、
音符だけを見てリズムを理解しようとするから
訳が分からなくなるんです。

 

しつこいですが、
リズムが知りたければ、まず拍子記号を確認する!

これをぜひ習慣づけてみてください♪

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2.‟音符や休符の形”に注目する

さて、拍子記号の分母の数字が確認できたところで、
早速読みたいリズムが書いてある楽譜を確認します。

 

それで、先ほどの楽譜ですが・・・

ここで問題です。

上記の楽譜からリズムを読み取りたい場合、
一体どこを見ればわかるでしょうか???

 

これが分かれば、もうこの記事読まなくていいです(笑)

 

楽譜というのは、
その1枚に音楽に関するあれやこれやが詰まっています。

例えば、

  • 音の高さ
  • リズム
  • 強弱 etc・・・

などを、全部「まとめて」書いてあるものになります。

 

なので、逆に言えば、
私たちが楽譜から何か一つの情報(今で言えば「リズム」)
を読み取ろうとした場合、

「この情報を知りたいときにはここを見る!」

ということを知っておかないと、迷子になります。

 

ということで、
リズムは楽譜のどこを見たらわかるのか???

 

リズムは、
「音符や休符を組み合わせること」で表されています。

 

なので、着目すべきは
音符や休符の「形」なんです。

 

( ,,`・ω・´)ンンン?

ってなってますか?
ではこちらをご覧ください。

音の長さ

休符の長さ

見ていただくと分かるように、
楽譜にある「音符」や「休符」は
その表す「長さ」によって形が違います。

 

ほら、音符は特に分かりやすいですよね。
音の長さが長い音符の方が白く、
短い音符になっていくほど黒く、パーツも多くなっていく感じ。

 

で、ここで大事なのは、
「パーツの構成が一緒なら、同じ長さ」である、ということです。

 

例えば
1小節目のこの2つの音符は、
ちょっと形が違うように見えますが
どちらも
「黒丸」と
「ぼう」というパーツでできています。

ということは、これらの音符はどちらも
同じ長さを表していることになります。
(ちなみに四分音符)

 

更に、
2小節目のこの3つの音は、
どれも
「黒丸」と
「ぼう」と
「はた(ぼうの先からぴょんっと出ているやつ)」という
3つのパーツからできています。

2つ目の音符は「はた」が分かりにくいですが、
前の音符と引っ付けて書く時には、
このような書き方になります。

このように書かれた音は、右側に「はた」がありませんが、
これも立派に「はた」のある音符です。

なので、これらはどれも同じ長さになります。
(ちなみに八分音符です)

 

リズムは音符と休符の組み合わせでできていますので、
まずは「この音符(休符)は何音符(休符)?」
を見極めることが大事です。

3.拍に線を引く

さて、音符や休符の長さがわかったところで、
ここから楽譜に書き込みをしていきます。

 

多くの楽譜では、最初が「1拍目」になります。
「拍ってなんぞや?」と思った方は先にこちらへどうぞ→拍子とは?

 

まずは小節の最初に書いてある音符や休符に、
縦に線を引いていきます。

ここは、音符でも休符でもOK!
「1拍目」を知りたいだけなので、拍にあたるのが音符じゃなくてもいいんです。

 

また、拍は
算数や数学と違い
最初が「0」ではありません。

楽譜の書き始めの音(休符)=1拍目の始まり
となり、
4拍子であれば、4拍目の終わりまでが
1小節内に書かれていることになります。

 

つまり、

1小節内の音符や休符の長さを全て足したもの
=拍子分の長さ

という公式が成り立ちます。

ちなみに、アウフタクトと呼ばれる「1拍目から始まらない曲」もありますが、
(例えば「ハッピーバースデー」のような) 

基本的には小節の頭に書いてある音(休符)を1拍目と考えていいと思います。

ちなみにアウフタクトかどうかの見極め方は、
最初の小節線(縦線)までに
拍子記号分、不足なく音符や休符が書かれているかどうかです。 

先程の公式が当てはまらなければ、
アウフタクトの可能性アリです。

 

そして、ここからが問題。
この曲は「1.拍子記号を確認する」で見たように
4分の4拍子なので、

「1拍=四分音符♩1つ分」
ということになります。

 

なので、
1拍目から四分音符1つ分右にずれた位置が
「2拍目」になります。

今回の場合だと、1拍目の音符が四分音符なので
2拍目は次の音(青線)になります。

考え方としては、
「1拍目の始まりに、四分音符1つ分を弾くように」と書いてあるので
2拍目は次の音だよね、ということです。

 

同じように、3拍目にも線を引きます。

2拍目の最初の音は八分音符なので、
四分音符1つ分にするためには、八分音符がもう1ついりますよね。
(八分音符は四分音符の半分の長さです)

なので、八分音符2つ分右にずれます。
ここが3拍目。

 

同様に、四分音符1つ分右にずれます。
ここが4拍目。

さあ、これで小節の中が少し見えてきたでしょうか。

4.拍と合う音、合わない音を確認する

楽譜に「拍」を記入したところで・・・

これでリズムが読めれば苦労しないんですよ。
本番はここからです。

実際にこれをどう弾くか?に移っていきます。

 

で、これはもっと複雑な音や、
両手のリズムを確認するときにも
私が生徒さんに伝えているやり方なのですが・・・

 

音の高さを確認した後は、
まず「拍と合う音」及び「拍と合わない音」を確認します。

 

楽譜にドレミを記入し、(読めれば記入する必要はありません)
分かりやすいように「拍と合う音」に〇をつけてみます。
(音の高さの読み方はこちらを参考にされてください)

これで、「ド」と「シ」と「ソ」と「休符」の時は、
拍と合うことが確認できました!

そして、「ラ」のときは
「拍とは合わない」ということもご確認いただけると思います。

 

ここまでは大丈夫でしょうか?

で、だからどうすればいいのか、というと・・・

 

ここで登場!!

メトロノーム~!
メトロノーム

 

メトロノームとは、
ある一定の速さを教えてくれる道具です。

重りの位置を変えて、速さを調節します。
ピアノの練習には欠かせない道具です。

このアナログのものだけでなく、
メトロノームチューナー(メトチュと呼んでました)と呼ばれるチューナーと一緒になったものもありますし、
もっと言えば、今はなんとスマホのアプリにもあります(゚д゚)!

 

この段階ではすぐには使いませんが、
最終的にはこのメトロノームをかけながら、

拍に合う音はメトロノームの「カチッ」に合わせて、
拍に合わない音は、メトロノームが鳴らないタイミングで

弾いていけばよい、ということになります。

 

分かりやすいように、先ほどの楽譜に
メトロノームが合う場所に●を付け加えてみます。

2拍目の「ラ」の音は
前の「シ」の音が八分音符(四分音符の半分の長さ)なので、
2拍目の「カチッ」と3拍目の「カチッ」の丁度真ん中のタイミングで弾く音になります。

 

それから、
最後の休符(あれは四分休符と言い、四分音符と同じ長さ分「間を取る」記号です)のときに
メトロノームと合うことになりますが、

これは要するに、何も弾かなければよい、ということになります。
メトロノームが「カチッ」というのを聞きます。

 

2小節目も同じように、
拍に合う音、合わない音を確認してみます。

2小節目の1拍目の考え方は、
1小節目の2拍目と同じ考え方です。
(上の解説と同様)

 

2小節目の2拍目ですが、これは
メトロノームが「カチッ」という時には、休符なので
この時には何も弾きません。

そして、「カチッ」を聞いた後に
「シ」の音を弾きます。

「シ」を弾くタイミングは、
「シ」の前の休符が八分休符(八分音符と同じ長さ分「間を取る」記号)なので
2拍目の「カチッ」と3拍目の「カチッ」の丁度中間になります。

 

どの音で合って、どこでずれるのか、
イメージは沸いたでしょうか。

5.体感するための「リズム読み」

よし!
拍とどの音が合い、
どの音がずれるのか、分かった!

さぁ、あとはピアノで弾くだけ!

と、いきたいところなんですが…

 

ちょっと待ってください。

 

「わかる」と「できる」は違うんですよ。

 

楽譜に書いてあるリズムが
「どんなものなのか?」がわかっても、

実際にそのリズムで弾けるかどうかは
また別問題なんですよね。

 

お料理のレシピを知っていても、
実際に作れるかどうかはまた別なのと同じ。

 

せっかくこのページを読んでくださっているあなたには、
リズムが「わかる」だけでなく

楽譜が「弾ける」ようになってほしい。

 

だからこその、一手間。

リズム読みです。

 

リズム読みとは、
「ここのリズムってどんなのかな?」
ということを知るためにするものです。

 

これは、
「リズムがわかった」から「弾けた」の間の
橋渡しの役割をしてくれます。

逆に言うと、
これができなければ「リズムがわかってない」、
ということが分かります。

 

リズムが苦手だな~><と思っている人には、
騙されたと思って一度は試していただきたい練習方法です。

 

このリズム読み、
「タン」とか「うん」などの言葉を使って
読んでいくのが一般的です。

 

が、

別にそれらの言葉を使わないといけない、という
決まりはありません。
(リズム読みはこうしないとダメ!みたいな
ハッキリと決まった何かがある訳ではない)

 

ので、

ドレミで読めばいいんです。
(せっかく先に読んでますし)

 

難しければ、
最初は「ラララ」でもいいと思います(^^)

 

私はレッスンでは、
リズムを伝える際に無意識に
「タン」とか「うん」を使っていますが、

それと同時に「ドレミ」でも読みます。

その方が、拍と合う音が分かりやすいから。

 

カラオケのように綺麗に歌う必要はないんです。
このリズム読みに、音の高さは必要ありません。

 

片手で拍を叩きながら(このことを「拍をとる」と言います)、
ドレミでリズム読みをしていきます。
こんな風に↓

(風邪で声がやられてて、聞き苦しくて申し訳ないです・・・)

 

これができれば!!

もうあと一息です!
(まだあるんか~い)

6.「正しい音の高さ」と「決まった指使い」で弾けるようになる

ここまでくれば、後は弾くだけ!なんですが・・・

 

メトロノームと合わせて弾く前に、

まずは「音の高さ」の確認と、
「指使い」の確認をしておいてください。

 

先程までの行程で、
リズムは「わかり」、「できる」ようになっています。
あとは、弾けるかどうか。

 

メトロノームに合わせて弾くためには、
リズム以外はできるようにしておく必要があります。

 

「リズム」だけに集中できるように、
正しい音の高さと、ある決まった指使いで練習し、
指が動く状態にしておく。

あとはリズムだけ直せばいいようにしておくのです。

 

今回読んでいる楽譜で言うと、

私なら、最初のドの音は4(薬指)で弾きます。
そして、シ、ラ、ソは
3(中指)、2(人差し指)、1(親指)で弾きます。

2小節目は、
ソ、ラ、シ、ドを
1、2、3、4で弾きます。

 

指使いが全部書いてある楽譜なら問題ないですが、
そうでない楽譜の方が多いと思います。
ですから、ご自分の手に合った指使いを考えていく必要があります。
(この指番号の付け方については、また別のページでお話しますね)

 

そして、その決めた指番号を守って
毎回同じ指使いで練習すると、上達が早くなります。

 

あの・・・たまに生徒さんの練習でも見かけるんですが、

練習の順番が違うんですよ。

 

「音の高さ」と「リズム」は目立つので直す。

でも、指使いは後回し。

 

そうすると、いつまでたっても上手く弾けないんですよ。

指使いが毎回違うから、
「同じことを繰り返してできるようになる」という練習からは外れてしまうんですよね。

 

指使いが違えば、音の高さは同じでも
練習の効果は薄れます。

 

せっかくピアノを弾いて練習したつもりになっていても、
それは練習になっていない。

本当に弾くべき指使いで練習できていなければ、
むしろ、それって「間違い」を練習していることにもなるんです。

そのくらい、「指使い」は大事。

 

ちょっと話がそれましたが、
正確なリズムで弾く前に

「正しい音の高さ」そして、「決まった指使い」で弾けるようにしておく。

 

ここまでくれば!

とうとう最後ですよ~ヾ(≧▽≦)ノ

7.メトロノームに合わせて弾く

さあ、ここまでくれば
怖いものなしです!

 

「拍」と合う音が分かった!
指も動くようになった!

 

あとはメトロノームを取り出し、
ゆっくり「カチッ」を鳴らしてください。

曲や拍の取り方にもよるのでテンポはお好みで大丈夫ですが、
60ならかなりゆっくりに感じると思います。
まずはゆっくりから練習してみてください。

 

その一定の速さで鳴る「カチッ」に
合うべき音は合わせて、
ずれる音はずらして、
音の高さと指使いを正しく・・・

 

と、いうことで、

今回は63で弾いてみました。

 

どうでしょうか?

あなたの楽譜の「?」なリズム、
この方法で読めそうでしょうか?

8.終わりに・・・楽譜のギモンにお答えします!

リズムって
実際に合ってレッスンしていれば、
口頭で「こういうリズムだよ~」って教えることができますし、

生徒さんも耳で、体で、指で覚えていけるので
教えやすいんです。

 

でも、こうやって
ネット上で、文字で、絵で伝えるのって、

「本当に伝わってるのかな?」

と、書きながら気になっているところです。

 

リズムも、
このページで書いた読み方及び弾き方が基本ですが、

もっと音が多くなったり、
声部が分かれたり(1つの五線譜の中で上下に分けて書かれている状態)、
両手になったり、
アウフタクト(1拍目から始まらない)だったり・・・と少し姿が違うだけで

「もーっ!なんなの!(# ゚Д゚)」となるくらい難しく感じます。

(これらのことも、少しずつ書き足していこうと思っています♪)

 

そして、今回の「リズムの読み方」のように、
楽譜って、読んでいると

「え、これどう読むの?」って思うものに遭遇すると思います。

 

その「え?」をぜひ!

私にお教えいただけないでしょうか。

1つずつ、このサイトでお返事していきたいと思います(^^)

 

TwitterのDMで「楽譜のギモン」を募集します!

よく分からないけど、何となく放置していたあの記号、
何て読むか分からないから、調べるに調べられなかったあの記号、
これ、どう弾くの?ちょっと意味わかんないw
という、「気になってたけどまぁいっか」で終わらせていた楽譜のギモン、
ズバリ!お答えします♪

 

もしよろしければ私のTwitterをフォローしていただき、
DMを送っていただければと思います(^^)

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

※この記事を読んでのご感想や

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