こんにちは、元中学校音楽科教員・現ピアノ講師の やまもりのくま です。
ピアノを弾くだけでなく、小学生の頃から音楽を創ったりアレンジしたりしたものを楽譜に書いてきました(耳コピもします)。
その経験を活かし、小学校の教科書に準拠したドレミ付き楽譜を作成しています。
今日は小学校3年生の音楽の教科書に掲載されている、芙龍明子作詞、作曲者不明、飯沼信義編曲「あの雲のように」です。
「あの雲のように」の曲について
この曲は、前回の教科書にも掲載されていましたが、前回は2段目から追いかけっこの形をとった2つの旋律をリコーダーで演奏する、あるいは歌う曲として載っていました。
今回の改定で変わったのは、2つあった旋律が1つだけとなったところ。
追いかけっこをメインとして2つのパートに分けて演奏させるのではなく、隣のページに載っている「アチャ パチャ ノチャ」との比較により、それぞれの曲の雰囲気を感じ取るように変更されています。
「あの雲のように」に関しては、歌詞がありますので、リコーダーで吹く前に歌ってどんな曲なのかを感じ取れるようにするとよいかもしれません。
「あの雲のように」は4分の3拍子。
4分の3拍子とは、1小節の中に四分音符(♩)が3つ分入る拍子です。
(拍子についてよくわからない場合は、「リズムがわからない原因は拍にあり!読む前に拍子記号、確認してますか?」をご覧ください)
ト音記号の隣にシャープが1つついている明るい曲なので「ト長調」の曲。
要するに「ソ」の音で終わる明るい曲ですね。
そして、楽譜の一番上にある、白丸に棒と点がついている音符=58~63というのは、テンポを表しています。
白丸に棒がついた音符を「二分音符」と言います。
それに更に点が付いているので、この音符は「付点二分音符」といいます。
で、付点二分音符=58~63というのはつまり、付点二分音符1つ分の長さを58~63くらいで演奏してね、ということ。
付点二分音符というのは、四分音符(♩)3つ分の長さ。
あれ?
ついさっきも四分音符(♩)3つ分の長さって出てきましたよね。
1小節の長さは四分音符(♩)3つ分でした。
つまりは、この楽譜の場合、1小節分を58~63くらいの速さで演奏してね、ということ。
どれくらいかというと、結構ゆっくりです。←結論これw
「あの雲のように」のドレミ付き楽譜
さて、そんなゆったりとした「あの雲のように」。
ドレミが書いてないので、書いた楽譜をご用意しました。
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さいごに
「あの雲のように」についてみてきました。
他のリコーダー曲「ゆかいな木きん」や「アチャパチャノチャ」などをまとめたドレミ付き楽譜をご用意しております。
楽しいリコーダーの授業になりますように!
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