
こんにちは(*^^*)
元中学校教諭の、やまもりのくまです。
私自身も学校現場で働いていましたが、主人も現役の小学校教諭なんですよ。
そこで、
「小学生が楽しんでできるリコーダー曲、ない?」
と言われまして…。
小学生が楽しめるリコーダー曲ってどんなだ!?と掘り下げると、
●小学生が知ってる曲
●身近なフレーズ
●その時の流行りの曲で、かつソプラノリコーダーで吹ける曲
みたいなのかな、と。
子どもが知っている曲であれば、一番苦労する「リズム」を教えなくても、音の高ささえ分かればどうにかなります!
加えて、
「レベル別がいいな(ノ≧ڡ≦)☆」
というご要望でしたので、
レベルが上がれば、少しずつ使う音が増えたり、指使いが難しくなるように設定しました。
全部で10段階(+おまけ)あります。
すでに、実際に主人が学校で使用していて、子どもたちに好評だそうです♪
親御さんも知っている曲なので、親子の会話のネタにもなっているそうですよ(^^)
楽譜と音源を付けていますので、良かったらご活用ください♪
★楽譜はすべての音にドレミをふってあります。
★PDFですので、そのまま印刷してお使いください。
★音源はピアノの音になります。
♪ ありがとうございます!
♪ ありがとうございます!
(「呼び込み君」と「明治チョコレート」です)
なんと、ウクレレとソプラノリコーダーの音域はほぼ同じ!
同じ楽譜で弾けるそうなんです!YouTubeにアップされた動画には、ウクレレでよく使われる「TAB(タブ)譜」という楽譜も付けてくださっています。
アレンジもステキですよ♡ぜひ聴いてみてください(≧▽≦)
♪ チャレンジシート「リコーダーの達人」を追記しました!
このページの最後に、
学校現場でそのまま使っていただけるチャレンジシート
「リコーダーの達人」を添付しています。
(表紙と掲載楽譜を一覧にしたプリントです)
どうぞご活用ください。
尚、小学生用なので、ソプラノリコーダーで吹くことを想定して作っております。
運指は、多くの小学校で使われている「ジャーマン式」です。
運指表は家勉キッズさんから拝借し、編集させていただいております。
ソプラノリコーダーで吹けるように、曲の高さを変えてあるものもあります。
途中から♭や#が出てきますので、どちらかというと高学年向きです。
(前半だけでしたら、3年生でも吹けます)
リコーダーの単元のときにみんなで進めてもいいと思いますし、途中までみんなで練習して、後半のレベルは個別に進める形でもいいと思います。
最後にそれぞれの楽譜をまとめたものも用意しておりますので、ご活用ください。
このページの目次
レベル1:明星チャルメラ

(音源は結構ゆっくりです。また、間の休みが長すぎる感じがありますので、テレビなどで聴いたまま吹いていただければと思います。きっちり書くと複雑になってくるので・・・)
お馴染み、
チャララ~ララ チャラララララ~
ですね。
(楽譜は明星商品 チャルメラ ブランドサイトを参考にさせていただいております)
ソプラノリコーダーで最初に教える音は「シ」かと思います。
左手の親指と人差し指を押さえた運指です。
そこから押さえる指を順に下に増やしていけば、「ラ」と「ソ」が吹けます。
このフレーズは、これらの3つの音で吹ける曲になります。
また、左手の親指と人差し指は、ずっと押さえたまま吹けます。
なので指が安定します。
指が順番に上がったり下りたりするだけなので、吹きやすいフレーズです。
レベル2:ガリガリ君
これもお馴染みかと思います。
レベル1のチャルメラで吹いた3つの音に、「ド」が新しく加わります。
「ド」は左手の1と3の指。
1と2の指がずっと付いていたチャルメラよりレベルアップ!
でも、1の指はずっと付けたまま吹くことができますので、リコーダーを安定して持つことができます。
レベル3:お値段以上ニトリ
このフレーズ、3年生の場合であれば、
「ファ」→「ソ」
「ソ」→「ラ」
「シ♭」→「ド」に変えて吹いてもいいかもしれません。
ただ、「ソ」「ラ」「ド」ですると左手がバタバタとして忙しかったので(しかもソ→ドを速くすると難しいかなと)、右手を使うという意味も込めて、あえて「ファ」「ソ」「シ♭」の3音でしています。
「シ♭」自体も、ファから左手の3の指をのけるだけなので、ファが分かればそんなに難しくはないです。
むしろ、「シ♭」を覚えるためにはこの「ファ」を覚えておくといいかな~と思います。
ちなみに、運指の楽譜では「ラ#」で書いてありますが、「シ♭」と同じ音です。
レベル4:すき家の牛丼
だんだん右手も増やしていきます。
「ファ」だけでなく「レ」も使います。
「ファ、ソ、ファ、レ、ファ」までは右手だけ動かし、最後の「シ♭」のところで左手を動かします。
片手ずつ集中できるようにしておりますので、ゆっくり取り組めばできると思います。
レベル5:カルビーのポテトチップス
さてさて、少し難しくなってきました。
「ソ」から「シ♭」へいくところ、右手と左手が同時に動かないとちゃんと音が鳴りません。
その次の「シ♭」から「ド」への移行も、指を動かすタイミングが大事になってきます。
左手の中指が忙しいフレーズです。
このフレーズ、時代によってなのか歌い手によってなのか、
昔と音程が違う箇所があるのですが・・・
現在歌われている音に直しました。
なぜか?
その方が吹きやすいからです・・・でも私の記憶の中ではちょっと音が違うのです・・・
(最初にこの楽譜を作るとき、主人に「音、違うんじゃね?」と言われつつも、「私の記憶の中ではこうなのよ!」と昔の動画を引っ張って説得したのですが・・・すみません、やっぱ変えました!)
↑大した話ではないのでお気になさらず・・・
レベル6:アート引越センター
次は高い音を増やしていきます。
高い「レ」を吹くときは左手の親指が外れますから、リコーダーを支えづらくなります。
口と右手の親指で支えなくてはなりません。
そのような、リコーダーの支えが不安定になりやすい曲を想定した練習です。
レベル7:ファミリーマートの入店音
これ、子どもたちに人気らしいです。
ファミマに行くたびに意識しちゃいますよね(笑)
このフレーズは、「アート引越センター」よりも使う音は少ないのですが、少し離れた音もパッと取れる練習ができるようにと意識しました。
離れた音を吹くということは、主に2本以上の指を同時に押したり離したりする必要がある、ということです。
色んな曲を吹いていくには、このテクニックも必要。
音源は少し速めなので、もっとゆっくり吹いて大丈夫です。
ちなみにこちらは原曲とは高さや音を少し変えてあります。
原曲はファミリマートの入店音のドレミが知りたい!楽譜はある?からチェックできます。
レベル8:呼び込み君
こちらの楽譜を、ナミ子さんがリコーダーで吹いてくださいました!!
ありがとうございます!!(ピアノ伴奏付き音源です!)
こちらの楽譜を、ソラシドさんがウクレレで弾いてくださいました!!
ありがとうございます!!(ウクレレ用のタブ譜付きです!)
使う音が多くなってきましたね。
「ファ#」を使いつつ、順次進行もあるものを・・・と探しました。
この曲、うちの近所のスーパーで流れてるんですけど・・・全国区なのかどうかは分からない!(笑)
ので、もしかしたらこれは知らない子もいるかもしれません。
私はこの楽譜を作るときに、題名を初めて知りましたね・・・。
右手が多く動く「レ」「ミ」「ファ#」あたりがポイントです。
まずはそれぞれの音がどの指なのかを確認し、「レ→ミ→ファ#→ミ→レ」が吹けるようになってから吹くと、指が良く動きます。
レベル9:この木なんの木
下のドから高いミまでを使います。
高いミが出てきたということは、サミング(左手の親指で半分押さえる)が出てきます。
高いミは息使いが難しいですよね。勢い大事です。
それ以外の運指は、そこまで難しくないです。
レベル10:明治チョコレート
こちらの楽譜も、ソラシドさんがウクレレで弾いてくださいました!!
ありがとうございます!!(こちらもウクレレ用のタブ譜付きです!)
♪チョッコレート チョッコレート
でおなじみの、あの曲です。
冬になるとよく聞きますよね。
ここで初めて、「ラ♭」が出てきます。
2つある穴のうち、1つだけ抑える、という高度テクニック・・・!!
大人でもなかなか難しいです(^_^;)
更に、「ファ」と「ファ#」もあります。
歌うのは難しくないんですが・・・リコーダーで吹くと複雑な感じになります。
この曲も、「ファ→ソ→ラ♭→ソ→ファ」を練習してから吹くと吹きやすいです。
Lemon
ここからの3曲はおまけ!
前の10曲が終わった子用の「その先」の楽譜です。
このリコーダー曲集は数年前に作ったので、その頃子どもたちの間で流行ってたのは「Lemon」でした。
なので、「Lemon」の楽譜も作ったのですが…
これ、サビはソプラノリコーダーじゃ音が足りなくて(^^;)
理論的には吹けないわけじゃなさそうですが、音、出ない(´;ω;`)となり、Aメロのみです(笑)
今まで出てきた音で吹けます。
(「ソ#」は「ラ♭」と同じ音になります)
紅蓮華
はい、こちらも子どもたち、よく知ってますよね。
ピアノとかの楽譜でもほとんど同じなのですが、この紅蓮華って結構音域が広いので、そのままでは吹けない音があります。
少しソプラノリコーダー用にアレンジしてあります。
「高いソ」は「ソ」の指と同じで、親指をサミングにするだけなのですが、「高いファ#」は少し「ファ#」と運指が違うので注意が必要です。
何度も言うようですが、高い音は、息遣いが大事。
息を速く送り込むことがポイントになります。
新時代
Adoの「新時代」。
私の子どもたちも大好きな曲です。
今回はサビのみ。
実はこの曲、リコーダーで十分吹けます。
しかも運指で気を付けるのは「ファ#」くらいです。
ファ#→ミ→レと右手が忙しく動くところが難しいですね。
※掲載している音源は、少しゆっくりめになっています。
アイドル(YOASOBI)
アイドルもサビのみご用意しました。
子どもが吹きたいのってここですよね。
ドレミ付き、高いド・レ・ミ・ファには上に横棒も付けています。
音が出しにくいのは「高いファ」でしょうか。
といっても1回のみなので、息を鋭く吹くことを意識すると良いと思います(^^)
まとめてダウンロード!
ということで、小学校で使えるリコーダー集、レベル別でご紹介してきました。
最後に、「1曲ずつダウンロードはめんどくさいな~」と私自身も思ったので、一括でダウンロードできるようにしました(*^^*)
13ページのPDFとなっております。
チャレンジシート「リコーダーの達人」表紙付き!
レベル別10番までの10曲と、「Lemon」「紅蓮華」の12曲を掲載し、感想を書く欄を設けたチャレンジシート
「リコーダーの達人」を作成しております(主人が)。
今回、そのチャレンジシートをこちらにアップしていいよということでしたので、
実際に学校現場で使用したワークシートを添付いたします。
- 12曲の楽譜と、その隣に合格シールやハンコを押せる欄を作成
- 「リコーダーの達人」に挑戦してみての感想を書く欄を作成
しております。
10曲目までで1つの区切りとして、
「Lemon」と「紅蓮華」はハイレベル楽譜という形でご用意いたしました。
「新時代」と「アイドル」についてはこの中に入れておりませんので、
早く課題が終わった子への更なる練習曲としてご活用いただければと思います。
★表紙
表紙の紙のサイズはB5です。
★チャレンジシート
チャレンジシートの紙のサイズはB4です。
ハイレベル楽譜は、B5サイズに切ってご使用ください。
(1つのPDFに3枚分入っています)
1枚目![]() |
2枚目![]() |
3枚目![]() |
ご質問・ご感想をいただいております
おかげさまで、このページをたくさんの先生方に見つけていただいております。
その中で、ご質問やご感想をいただいたので掲載させていただきます。(掲載の許可をいただいております)
「リコーダーの達人」の楽譜を、学校の授業で使用させていただくことは可能でしょうか?
(久しぶりのリコーダーに苦戦している5年生と一緒に、楽しく学習できるといいなと思っています。子どもが興味をもつ曲だし、曲数もちょうどいいなと感じました。)
ご検討よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
「リコーダーの達人」の楽譜は、学校で子どもたちと楽しくリコーダーに取り組んでいただけるようにと作ったものです。
ぜひご活用いただけますと幸いです。
自分で授業をしていた際、教材の力は大きいなと感じました(^^)
子どもたちが食い付きそうなネタで、楽しんでいただければと思います。
是非、先生も一度吹いてみてくださいね(*^^*)
結構楽しいです♪
詰まりやすいポイントが分かると、指導もしやすいですよ♪
何かご質問やご要望がございましたら、いつでもこちらにご連絡ください(^^♪
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
☆こちらの記事もどうぞ!
\教科書準拠の動画も作っています/