こんにちは。
元中学校音楽科教員・現ピアノ講師の やまもりのくま です。
ピアノを弾くだけでなく、小学生の頃から音楽を創ったりアレンジしたりしたものを楽譜に書いてきました(耳コピもします)。
その経験を活かし、小学校の教科書に準拠したドレミ付き楽譜を作成しています。
さて、今日は「ゆかいな木きん」。
小学校3年生の教科書に掲載されている、鍵盤ハーモニカや鍵盤楽器、リコーダーや木琴で演奏する合奏曲です。
ゆかいな木きんの鍵盤ハーモニカパートの指使い
この曲、一番上のパートは鍵盤ハーモニカで演奏します。
(黄色い部分は木琴で演奏してみるのもOK)
その際、「これどうするんだ?」と迷う部分が【指使い】。
音符の上に書いてある数字が指番号ですが、最初に「2」と書いてあるだけで、その後は時々しか書いてない。
「その間の指使いは何?」となるわけです。
これ、ピアノを習ったことのある人なら【ピアノの指使いの暗黙のルール】がわかるので、「始めは2ね、はいはいなるほどね」とその後の指使いもわかるのですが、果たして小学生がみんなコレ分かるのか?というと謎。
ということで、私が作った楽譜には、すべての音に指使いをふっています。
【ピアノの指使いの暗黙のルール】ってなんぞや?というと、
1つの鍵盤に1本ずつ、隣同士の音に指を順番にあてはめること。
例えば、「ド」に親指(1)を置いたなら、
隣の「レ」には人差し指(2)、
「ミ」には中指(3)、
「ファ」には薬指(4)
「ソ」には小指(5)を使います。
「ゆかいな木琴」の1段目は、
最初の音が「ミ」で2の指(人差し指)となっていますから、
いつものように「ド」を1の指(親指)にするのではなく、
手を鍵盤1つ分右へずれた位置(「レ」に1の指(親指))にセットします。
つまり、
「ミ」の左隣の「レ」が親指(1)、
「ミ」の右隣の「ファ」は中指(3)、
順番に「ソ」は薬指(4)、
「ラ」が小指(5)となります。
2段目は、「ミ」が1の指(親指)なので、
1段目より更に1つ分右へずれた位置(「ミ」に1の指(親指))に手を持っていきます。
でも、その次の「ソ」の音には2と書いてあります。
これは、通常ならピアノの指使いのルールに従い
「ミ」が1の場合、「ファ」が2、「ソ」が3となるはずですが、
「ソ」を2(人差し指)で弾かないと「高いド」が届かなくなるため、
「ここは【ピアノの指使いの暗黙のルール】とは違うよ」ということで指使いが書いてあるのです。
・・・と色々書きましたが!
正直この方が早いよね!?というのことで、楽譜にぜーんぶの指使い、書いてます!!
真ん中のリコーダーパートには指使いは書いていませんが、
一番下の鍵盤ハーモニカ2(伴奏)のパートにも指使いをすべての音に書いています。
鍵盤ハーモニカ2のパートは、「ド」と「低いソ」しか出てきません。
この「低いソ」は、真ん中のドよりも低い(左側にある)ソです。
その「低いソ」に1の指(親指)を置いて、真ん中のドに4の指(薬指)を置いたら準備完了です!
ゆかいな木琴のドレミ付き楽譜
ということで、小学校3年生の教科書に掲載されている「ゆかいな木きん」について見てきました。
ドレミ付き楽譜がご入り用の場合、こちらからご購入いただけます。
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さいごに
「ゆかいな木きん」についてみてきました。
同じ単元にある「あの雲のように」や「アチャパチャノチャ」などをまとめた楽譜もご用意しております。
せっかくのリコーダー、子どもたちが自分から吹きたい!もっと練習したい!と思えるとよいですよね。
ということで、こんなのもご用意してみました~