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さて。

「楽譜の読み方講座」、早速始めたいのですが。

「楽譜を読もう!」

そう思った時に、
まず確認して欲しいことがあります。

 

それは、

「その楽譜って一体何のための楽譜?」

ということです。

楽譜選びの盲点

 

どういうことかと言うと、

ピアノの楽譜なのか
声楽(歌)の楽譜なのか
バイオリンの楽譜なのか
クラリネットの楽譜なのか
トランペットの楽譜なのか
はたまたパーカッションの楽譜なのか???

 

要するに、

「何のために書かれた楽譜なのか」

を、

読み始める前に!

確認してもらいたい、ということです。

 

え???楽譜ってどれも同じじゃないの?
なんでそんなこと気にしないといけないの???

・・・と思われるかもしれません。

 

が、

実は、楽譜は、私たちがよく見る
ピアノ向けの2段になった楽譜(これを大譜表といいます)

大譜表

だけでなく、

このようなト音記号だけ、あるいはヘ音記号だけの、
1段の楽譜もありますよね。

単独譜表(高音部譜表と低音部譜表)

 

2段になった楽譜は
ピアノとハープ、あとは合唱で主に使われている形で、
あまり他の楽器では使われません。

 

ですが、
1段の楽譜は、色んな楽器で使われています。

 

その楽譜が「声楽用」であれば、歌を歌う方用ですし、
「ヴァイオリン用」であれば、ヴァイオリンを弾く方用。
ピアノでも、片手だけの場合、この1段の楽譜が使われます。

 

・・・何か違うの?

 

もう、全然違います!!!

 

思わず声が大きくなりました。。。

そのくらい、全然違います。

 

楽譜って、
地図のようなものなんです。

ここでこの音を鳴らしてね、
このくらい間を取ってね、
ここはこう弾いてね。

そういうことを細かく書いてある、
魔法の地図なんです。

 

その楽譜を見れば、
何百年前の曲でも
CDや動画がなくっても

「音楽」を伝えることができる、
魔法の紙なんです。

 

だから、
楽譜を書く人は
その音楽がどんな音楽なのか伝わるように
色んな記号を使って一生懸命に書いている。

 

楽器が違えば演奏の仕方も違います。
演奏できる音域(音が出る範囲)も違います。
使う記号も違ってきます。
その楽器特有の記号もあります。

 

だから、何のために書かれた楽譜なのかをよく確認する必要があります。

 

例えば・・・
ピアノでは指番号「1」は親指ですよね?

ですが、
それがヴァイオリンなら指番号「1」は人差し指になります。

 

例えば、
ピアノでは「ド」と書いてあれば「ド(Cの音)」を弾きますが、

クラリネット(B♭管)であれば
(もちろんクラリネットの「ド」を吹くのですが)
吹いて実際に出てくる音は「シ♭(Bの音)」です。

(この辺はよく分からなかったらスルーで大丈夫です)
(とりあえず、出てきた音と楽譜の音が微妙に異なるということです)

 

ということで、
くどくどと何が言いたいのかというと、

「それ、本当にピアノで弾ける楽譜なの?」

ということです。

 

楽譜を購入するときに、
その楽譜がピアノで弾けるかを確認してください。

ここでは、よく使われる「ピアノで弾ける楽譜の形」を
3つご紹介します。
楽譜選びの参考になさってください。

 

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メロディ譜

メロディ譜は、このような1段の楽譜になります。

コードネーム(和音:重なった音の名前で、楽譜の上の方に書いてあるFやCのことです)が書いてあることが多く、
ギターを弾く人が利用することが多いと思います。
(歌いながらギター弾く場合によく使われます)

 

が、ピアノでも弾けるので、
メロディだけ知りたければこれでもOKです。
だけど、ピアノで弾くための指使いなどは書いてありません。

ピアノソロ

ソロというのは、「一人で弾く曲」という意味です。
なので、普通「ピアノを弾く」というと
このタイプの楽譜を選びます。

 

ソロって聞きなれないですが、
デュエット(2人で演奏する曲)やトリオ(3人で演奏する曲)ならご存知ですよね?
そういう言い方の1人バージョンを「ソロ」と言います。

 

「ピアノソロ」と書いてあれば、
ピアノで弾ける曲です。
両手なので、上下2段の楽譜(大譜表)になります。

HappyBirthday to Youの楽譜
いわゆる「ピアノの楽譜」ですね。

ピアノ弾き語り

「弾き語り」という言葉で「ん?」となってしまいますが、
「ピアノを弾きながら歌う」場合はこのタイプの楽譜を選びます。

イメージとしては綾戸智恵さんですね。

 

弾き語りの楽譜は、
ピアノ(両手)の楽譜と、歌の部分の楽譜が組み合わさって出来ています。

なので、全部で3段。
1番上の段が歌の楽譜になります。

happy birthday to you 伴奏付き

 

この弾き語りの楽譜、
元は1人で歌って弾くためのものですが、

歌を他の方に歌ってもらえば、
ピアノのところを伴奏譜として演奏することもできます。

 

主なピアノの楽譜は上の3種類ですが、
1台のピアノを2人以上で弾く(連弾と言います)楽譜、
2台(以上)のピアノを2人(以上)で弾く楽譜、
左手だけで弾く楽譜などもあります。

 

どの楽譜にしろ、

「それはピアノで弾けるのか?」

というところを確認して購入してくださいね(^^)

「ピアノ」のためのちゃんとした楽譜の選び方

市販の楽譜であれば、
その楽譜が何の楽器ための楽譜か、ということが
どこかに書いてあるはずです。
「ピアノ」「ピアノのための」「for piano」など…

本でも、ネット購入でもです。

 

初心者の方にとって、1番安心なのは本です。

今この時代に…と思われるかもしれませんが、
本を出版するまでには色んな方の目がありますから、
初心者の方にとって1番安心できるのは、本です。

 

ネットであれば、信頼できるサイトで買われるのがよいかと思います。
(今ぷりんと楽譜もシステムが変わっているので、記事が少し古いですが・・・)

 

注意したいのは、
ネットに出回っている無料楽譜やYouTubeの動画。

もちろん、ちゃんとした楽譜もあります。

ですが、残念ながら
「これは楽譜とは言えない」
という楽譜もどきも、よく見かけます。

 

ソフトで簡単に楽譜が作れる時代です。
楽譜の書き方を知らない人が作れば、
こういう事態も起こり得ます。

それらの楽譜を見て、
「これは楽譜の書き方わかってない人が書いてるな」
ということが分からないようであれば、
無料の楽譜を使うのは怖いです。

だって、うまく弾けないのはあなたのせいではなく、
そもそもその楽譜に問題があるからかもしれないからです。

 

本でしか楽譜が買えなかった時代では、あまりこの手の問題はなかったのですが
(それでも印刷ミスや楽譜のミスはありましたが)

今は、「ちゃんとした楽譜を選ぶ」ということが
「あなたが弾けるかどうか」を決める大きな要素となっています。

 

さあ、あなたの楽譜はどうでしょうか?

 

それ、ピアノで弾ける楽譜ですか?

※この記事を読んでのご感想や

気になったことなどは、お気軽に

こちらまでご連絡をいただけると嬉しいですm(*_ _)m

 

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