こんにちは。
“やまもりのくま”です♪
只今、4人の子育てに奮闘中です。
今日は次女(4人目)が生まれてから、次女の体重の増えと母乳の出で悩んだ話。
最終的に今は完母で育てられていますが、当時はかなり悩みました。
その一部始終を、お話します。
どんどん減る次女の体重
3800g越えという立派な体重で生まれてきた次女ですが、本当にその体重だったのか!?と思ってしまう程、入院中に体重が減っていました。
赤ちゃんは、生まれたあと自然に体重が減ります。
ただ、生まれてきた時の体重から10%以上減ると良くないそうで、うちの子は6%減った時点で「もっとミルクを足してください」と指導を受けました。
ちなみに3500g台まで下がっていました。
全く吐かず、母乳が全然出てないわけでもなかったし(退院までには、1回の授乳で20~30mlは出ていました)、ミルクも足していましたが…。
いかんせん、良く寝る子でした(^^;
良く寝る=授乳のタイミングが少なく、授乳→寝るのサイクルが出来上がってしまい…。
でもだからと言って特に次女の機嫌が悪い訳ではありませんでした。
授乳間隔をあまり開けすぎないようにし、ミルクを足していましたが、結局退院時までに増えることはありませんでした(むしろ減る一方)。
今までと違う…
上3人は、母乳のみで育てていた私。
その経験から、退院後は「吸わせていたら出るだろう」と思っていました。
しかし、退院してから若干の違和感がありました。
何かと言うと、上3人の時に感じていたおっぱいの張りが、次女の時にはあまり感じられなかったのです。
前は母乳過多で、シャワーの水圧が痛い、うつ伏せなんて無理!というほどカチカチになっていたのに、今回は張りはするけどそこまででも…という程度。
まだ入院中の方が痛くて寝られないくらい張っていました。
おっぱいが張るという状態が、必ずしも良いわけではないのですが
(授乳のリズムが整ってくると、おっぱいはいつも張っている訳ではなく、赤ちゃんが吸う時にのみ出たり、吸う時間になると張ったりするようになります)、
産後すぐはまだ授乳のリズムが整っておらず、張ることが多かった私。
早くも授乳のリズムが整ったんだろうか、と呑気に構えていました。
そのため、退院後~1週間後の検診まで、昼間は母乳のみ、夜寝る前にミルクを40mlほど足していました。
葛藤
入院中は仕方ないと思い、どの子もミルクを足してきました。
ただ、上3人の時は退院後は、ほとんど足したことがありませんでした。
なので、本当はもうミルクを足したくなかったのですが、夜になるとおっぱいが足りないようで寝つきが悪かったので、しょうがなくミルクを足していました。
この時、すでに負けたような感じがありました。
「何に?」と言われるとよくわからないのですが…。
最初の子の時は混合でもいいやと思えていたのに、今まで3人とも完母で育てられたという自負があり、まさか私が完母で育てられないんだなんて…と、受け入れ難かったです。
母乳の出で悩んでいるお母さんにはお分かりいただける感情かと思いますが、赤ちゃんがごくごくと勢い良くミルクを飲む姿は、
辛く悲しく、自分がとても情けなく感じたものです。
特に私は外で働いていないため、家事や育児が自分の仕事だと思っています。
なのに自分の母乳だけでは赤ちゃんを育てられない…。
それはとても、母親失格のように感じました。
ミルクなら、私じゃなくてもあげられる。
「じゃあ私、何のためにいるんだろう」って思いました。
ただ、上の子たちが「おいしいおいしいミルクだよ~」と言ってあげている姿を見ると、
「まぁ今のうちだけだし、いっかな。近いうちにミルクいらなくなるしな」と、この時は思っていました。
驚きの結果
そして、退院して約1週間後の検診の日。
(2週間検診と呼ぶのが一般的なようです)
この日は赤ちゃんのみの検診で、体の発達の様子や、へその緒の状態を見ます。
そしてもちろん、体重も測ります。
(2週間検診時の体重)-(退院時の体重)÷(日数)
で、1日に何gずつ増えているかが分かります。
この時期は、1日に20g以上増えているのが理想。
次女はと言うと…なんと
わずか3.5g!!(°д°)
逆にビックリしました。
ほとんど増えてない…。
退院してから、特別次女の機嫌が悪いとか寝なさすぎて困ったということもなかったので、問題はないんだろうと思っていたのですが…。
ミルクも少しですが足してたし…。
ちなみに、長女21g、長男49g、次男17gで、次女は圧倒的に少なかったです…。
(長男は増えすぎて困るくらいでした)
「不合格」と言われても
当然のように、助産師さんから「朝昼晩とミルクを足しましょう」と言われました。
しかも毎回60mlずつ…。
嫌…!
ミルク足すなんて絶っ対嫌!!
絶対出るから!!
今まで出てたんだから、絶対に出る!!
むしろ体重計壊れてるんじゃないの!?
何かの間違いじゃない!?
…心の中では、そう叫んでました。
何より、1日に180mlも足すの!?とショックでした。
だって、そんなに足したらミルクの方が好きになっちゃいそうじゃないですか。
次女は吐くわけではないし、むしろ生命力溢れてる感じです。
そんな次女にミルクをたくさんあげたら、そりゃ大して吸わなくてもたくさん飲めるミルクの方をよく飲むようになりそうです。
私は、子どもにはおっぱい好きになってもらいたいのです(もちろん、変な意味じゃないですよ(^^;;)。
それが人が大きくなるための一番の源だし、私自身がよく出る体質であったなら、そうすることが自然なことだと思うからです。
そう思っている私にとって180mlもミルクを足すことは、大変キツイ話でした。
足りてないのに完母で育てたいだなんて、親のエゴかもしれません。
でも、出産前の助産師さんとの話の時に、出来れば完母で育てたいという旨は伝えていました。
そんな私の気持ちは汲んでもらえないんだろうかと、ちょっと悲しくなりました。
母乳が足りなければ、ミルクを足す?
違うんです。
その時私が助産師さんに求めていたのは、どうやったら母乳が出るかを一緒に考えてくれることでした。
マッサージの方法でも良い、食べ物へのアドバイスでも良い。
ストレスためないようにね、と、その一言でも良かったんです。
更に追い打ちをかけたのは家族からの一言。
私の話を聞いた家族が、他の家族(大人)へ伝える際、
「助産師さんに叱られてやんの」
「不合格だって」
と、この二言にはかなり傷つきました。
ミルクで子育てすることが普通になっている現在では、母乳にこだわるのなんてアホらしいのかもしれません。
だってミルクという便利なものがあるんだもの。
出ないなら無理しなくていい。
「(次女の様子を見て)足りてないんじゃないかと思ってた。もっとミルクを足したら?」と言われました。
そうなんです。
単純な話なんです。
母乳が足りなければミルクを足せばよい。
そうしたら赤ちゃんの体重は増える。
でも、それは頭では分かってはいるものの、気持ちが付いていかないのです。
毎日、何とか母乳だけで育てられないかと思いながら、ミルクを足しました。
無理やり笑ってあげていましたが、上の子たちがいなければ、泣きながらあげていたと思います。
1ヶ月検診までは…
このころに母乳が出るようにと意識したのは、よく食べること。
というのも、退院してから常にお腹がすいていて、食べ終わっても食べた気がせず、寝る頃にはグ~っとお腹がなるほどでした。
でももう4人目だしな…30も過ぎたしやっぱり20代のようにはいかないよな…と、自分の体重を戻すことに重きを置いていましたが、もしかしてこれが母乳が出なかった原因では?と思ったのです。
その後、前よりだいぶ母乳を飲めている感じがして(と思いたくて?)、徐々にミルクの回数や量を減らしつつ、10日後に保健師さんに体重を測りに来てもらいました。
前回の検診の時に、助産師さんから「1か月検診までにもう一度体重を測って知らせてください」と言われており、(病院に測りに行ってもいいのですが、ちょっと遠いため)地元の保健センターにその旨を連絡すると、快く訪問していただけました。なかなか出かけにくかったので、有難かったです。
ミルクを足した甲斐もあって、その頃には顔がふっくらとしていました。
結果は4000gを越えていて、1日に42gずつ増えていました。
やっと一安心。
前日は夜にミルクを40ml足しただけでした。
今度こそ軌道に乗ったんだろうか。
もしかしてイケるかもしれない、と思った私は、それから1ヶ月検診までは1日に1回、30~40ml程度のミルクで過ごしました。
1ヶ月検診の前日、家族からまた「ちゃんとミルク足してあげないと可哀想だよ」と注意されました。
「1日に40mlしかあげてないの?母乳で育てたいかもしれないけど、出ないならちゃんとミルクあげないと。」と。
この頃はまだ、私自身も「あとちょっと足りない…」という感じがしていました(だからこそミルクを足していたのですが)。
1ヶ月検診では、保健師さんに測ってもらってからは25gずつでしたが、2週間検診からだと35gずつ、ということでOKが出ました。
この時、助産師さんからは
「1日にその程度ミルク足したくらいじゃあ体重の増えに影響しないから、母乳でちゃんと増えてる証拠だよ。むしろもうミルク足さなくていいと思うよ」と言われ、とても嬉しかったのですが、
でも、「あ、やっぱりミルク足さないと体重あんまり増えてないんだ…」とショックでした。
前回より伸びが少ないし、やはり次女を見ていると「足りないのでは?」と思わずにはいられませんでした。
というのも、赤ちゃんはお腹が空くと泣きますよね。
他にも、口をパクパクさせたり、よだれを出したり、舌を出したり、鼻息が荒くなったりします。
激しく泣かなくても、「お腹空いた」のサインは色々あります。
そんな次女の様子を見て、「やっぱり足りてないんだ…」とへこみました。
「吸っているのに出ないよ!」と、おっぱいを引っ張られることもありました。
運命の出会い!
どうしたら母乳が出るようになるんだろうか。
私は、昔母乳育児を頑張っていた友達に連絡を取りました。
その人は桶谷式の母乳外来に通っていて、授乳中はものすごく食べ物に気を使ったりマッサージに行ったりして、母乳育児を頑張っていた人でした。
同じ「母乳育児」でも、私は揚げ物も甘いものも食べてしまうのですが、彼女の徹底ぶりを聞くと、「何て自分は横着なんだ」と反省するほどでした。
「どうやったら母乳が出るようになるかな?」と聞くと、「やっぱりマッサージが一番良かったよ」と。
早速、桶谷式のマッサージができる場所を探しましたが、田舎に住んでいるため、自分の家から車で片道2時間くらいかかるところにしかなく、断念。
自分でマッサージしてみたいと思いましたが、やり方が詳しくはわからず、これも断念。
(乳腺炎経験者なので、下手に自分でして乳腺傷つけるのも嫌でしたし)
どうしようかとさらに悩んだ末、ふっと思い出したのが、産院でもらったハーブティー。
『ミルクアップブレンド』というもので、退院後にお試し品を飲んだことがあったのですが、その時は特別効果は感じられず。
「でも今ならもしかして…」と藁にもすがる思いで購入しました。
最初、1日に一パック飲んでいましたが、残念ながらあまり効果が感じられませんでした。
ある日、ちょっと多めに飲んでみようと思い、朝から3パックぐらい飲んだところで、その日の午後3時頃から急に母乳の出が良くなりました。
ウソのような本当の話。
吸えばごくごく飲めていて、自分でもびっくり。
その1時間前までは、くわえているだけであまり出ていなかったようで、寝てもすぐ目が覚めていたのに…。
(上の子をお迎えに行っている間にミルク足されてましたし)
何だか、上の子たちを育てていた頃の、あの母乳が出ている感じがあったのです。
「あ、もう大丈夫かも」と、直感的に思いました。
これで、母乳だけで育てられる。
そう思った時の安堵感は、半端なかったです。
結局この日は、5パック分飲みました。
飲み始めて1ヶ月以上経ちますが、私が傍にいる間は一度もミルクを足していません。
やっと…やっと、授乳に自信が持てるようになりました。
そして、心から笑えるようになりました。
次女が泣いても、「母乳が足りないからだ」と自分を責めることなく、
「母乳は足りてるから、眠たいのかも」というように冷静に判断できるようになりました。
母乳が足りないかもと思っていた時は、泣けばとりあえずおっぱいをあげる、をしていたので、あまりにも授乳間隔が狭すぎて、だから更に出ず…と悪循環だったと思います。
今までとは逆に、上の子達の行事などで預けるときは、「1回くらいのミルクなんて大丈夫」と余裕を持てるようになり、ミルクをあげることを気にしなくなりました。(預けるたんびにほぼミルク足されているのはシャクですが)
たかがハーブティーで…と思っていましたが、こんなに効くなら産後すぐから飲めば良かったです。
更に今は、心配していた次女の体重も順調に増えています。
むしろ大きい方です。
2か月の初めごろに6キロを超えて、周りからも「大きくなったねぇ」と言われることが多くなりました。
それと、1ヶ月検診時に聞いたのですが、退院して1週間後の検診ではあまり体重が増えていない赤ちゃんも、1ヶ月頃には心配ないくらい増えている、ということはよくあるそうです。
赤ちゃんも飲む練習中!ということのようです。
ミルクアップブレンドはなぜ効いたか?
今回、私にはこの「ミルクアップブレンド」が良く効きました。
このハーブティー自体の効果はもちろんですが、
それ以外の要因は何だろう、と
少し理由を考えてみました。
- 上の子たちの時にすでに乳腺が開いていたので、効果を実感しやすかった
- 「絶対母乳は出る!」と信じ、途中で授乳をやめなかった
- ハーブティーを飲むことで、水分を意識的に多く摂るようになった
特に最後の「水分摂取」は大切で、授乳中は1日3L、夏場なら5L必要なんだそうです。(母乳育児読本より)
確かに授乳期はお母さんが脱水になりやすいです。
なので喉が渇く前に飲む必要があります。
ですが、そのすべてをこのハーブティーで補うのは難しいので、食事で温かいスープなどを飲むようにすると良いです。
私は食べることは意識していましたが、母乳の元となる「水分」は盲点でした。
ミルクアップブレンドをたくさん飲めば飲むほど、「よくよく考えるとミルクよりお高くなってしまうのでは?」と思いつつも、母乳育児ができる喜びには代えがたく、2ヶ月経った今でも時々飲みます。
そう、実は今となっては、時々飲まない時があっても大丈夫になったんです。
ミルクアップブレンドのおかげで体質改善をしたのか、今度こそ授乳のリズムが整ったのか?は分かりませんが、とにかく足りているようなんです。
あの悩んでいた日々からは想像もできません。
こうなることを望んでいたので、今は本当に心が穏やかです。
周りからの「足りてないんじゃないの?」の言葉も聞かれなくなりました。
そして、この「ミルクアップブレンド」の効果を実感しているのは私だけではないようです。
アマゾンのレビューを見ていただくとお分かりいただけるかと思いますが、多くの方がこのハーブティーで救われているようです。
今回初めて「母乳不足」と「赤ちゃんの体重の増え」に悩みました。
今まで母乳過多で悩んでいた私には、考えてもみなかったことでした。
母乳過多だった人でも、母乳不足で悩むことがあるんだ!ということに、自分でもびっくりでした。
未だに何が原因だったかはわかりませんが、毎日なぜ足りないんだろうとモヤモヤしている中、自分があの時できることはミルクアップブレンドを飲むことだけでした。
何人子育てをしても、その子との妊娠・出産・育児は一度きり。
今となっては、あの時思い切って買って飲んでみて良かったなと思います。