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こんにちは!

ドレミ付き楽譜・動画製作所のやまもりのくまです。

今は主に教科書掲載曲のドレミ付き楽譜を製作しています。

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今日は教育芸術社の4年生の教科書に掲載されている「茶色の小びん」。
茶色の小びんって何でしょう?
その辺りも解説していきます!!
まずはドレミ付き楽譜のご紹介から。
※すべての音にドレミをふっています。
※同じ音が続く場合以外は、指番号をふってあります。

こちらの楽譜は、下のボタンからご購入いただけます。

 

*価格は400です。

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*「情報」のご提供という性質上、返金は受け付けておりません。

*お届けした楽譜は、授業やご家庭での練習の範囲でご使用ください。

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茶色の小びんの中身は?

教科書に載っている「茶色の小びん」の歌詞は、芙龍(ふりゅう)明子さんが教科書のために日本語の歌詞をつけたもの。
なので子ども向けに、茶色の小びんはゆすればどんな飲み物でも出る魔法の小びんとして歌われています。
ですが、元々の歌詞を見てみると、茶色の小びんの中身は「お酒」。
彼女はジンが好きで僕はラムが好き、という内容なんです。
しかも友達をなくし、ボロボロの服を着るようになってもお酒は手放せない…
という、完全にアルコール依存症の歌です^^;
茶色の小びんなんて大嫌いだ!と歌いながら、心はその真逆という、まさにツンデレですね笑

日本では、キリンビールのCMに使われていました。

子どもたちもテレビで耳にしたことがあるかもしれません。

色々バージョンがあるのですが、こちらのCMでご紹介します。

 

元々お酒の歌だということを考えると、この曲が採用されているのもうなずけます。

「茶色の小びん」が有名になったきっかけ

「茶色の小びん」は、1869年アメリカのジョセフ・ウィナー作曲。

当日のアメリカは、「禁酒法」と言って飲料用アルコールの製造・販売・運搬等が禁止されている州がありました。

 

そんな中、お酒をテーマとした曲が流行り、この「茶色の小びん」も人気となりました。

そんな「茶色の小びん」。

今はジャズのアレンジでよく知られています。

 

それは、

トロンボーン奏者であり、編曲や作曲者でもあり、楽譜の出版等も行っていたグレン・ミラーという人物が、

「茶色の小びん」を管楽器メインの器楽曲(歌なしの楽器だけの曲)にアレンジしたものが大ヒットしたから。

 

グレン・ミラー

 

グレン・ミラーはジャズミュージシャンで、この「茶色の小びん」もジャズバージョンにアレンジしています。

なのでそれ以来、ジャズナンバーとして知られるようになりました。

『グレン・ミラー物語』における「茶色の小びん」

この「茶色の小びん」についての説明は、教科書会社である教育芸術社からも出ています。

茶色の小びんー教育芸術社

 

その説明の中に出てくる『グレン・ミラー物語』。

この「茶色の小びん」がどのように使われているのか気になったので、映画を全部見てみました!

すると、この曲がグレン・ミラーにとって、とても重要な曲であることがわかりました。

 

「茶色の小びん」が登場するのは全部で3回。

男声合唱団が歌う「茶色の小びん」

まずは冒頭19分ごろ。

グレンが後に妻となるヘレンをデートに誘うシーンです。

 

大学を歩いていると、グリークラブ(男性のみの合唱団)が「茶色の小びん」を歌っています。

この場面で歌っているのは、The 合唱曲という感じのアレンジ。

 

ヘレンが「あの歌すてきね」と言うものの、グレンは「安っぽい歌だよ」と返します。

しかし、ヘレンは「私のお気に入りよ。小さいころ父がよく歌ってくれたの」とこの曲を褒めます。

 

そして、この物語においてポイントとなる、ヘレンのとある癖が明かされます。

それは、『ステキな曲を聴くと、首の後ろがゾクゾクして毛が逆立つ感じがするの』。

 

その癖はその後、グレンの代表曲(ペンシルベニア65000)が作曲されるきっかけとなる出来事があった際や、

グレンの追い求めていたサウンド(楽器の編成)が完成した時など、

物語のポイントとなるシーンに度々出てきます。

 

結婚記念日のパーティーでグレンが歌う「茶色の小びん」

次は1時間21分ごろ。

グレンとヘレンの結婚記念パーティーでのことです。

 

このころには、グレンは自分の追い求めるサウンドを見つけ、

「グレン・ミラー楽団」として成功を収めていました。

 

そんなある日、結婚10周年記念のプレゼントとして

グレンが「茶色の小びん」の歌詞を読み上げながら、ヘレンに小さな”茶色の小瓶”をプレゼントします。

 

この時、グレンはまだ「茶色の小びん」をアレンジしていませんでした。

(冒頭のシーンにあったように、好きじゃないようです)

 

可愛らしい茶色の小瓶。

このプレゼントが物語の最後でまたクローズアップされます。

 

ラジオから流れるグレン編曲の「茶色の小びん」

最後は1時間50分ごろ。

この物語の最後の場面です。

 

時代は第二次世界大戦。

グレンは、自分の音楽を好きだと言ってくれる人たちが前線に赴いているからと、

自ら志願し陸軍の音楽隊に入隊。

国内外で指揮者や演奏者として慰問演奏を行っていました。

 

音楽で軍の人々を癒したり勇気づけたりしていたんですね。

その様子は、時々ラジオでも放送されていました。

 

 

クリスマスを控えたある日。

イギリスからフランスに向かう輸送機に乗っていたはずの

グレンの消息が分からなくなりました。

 

彼からの最後の手紙で、

「クリスマスに開催する特別講演の中で、プレゼントがあるからラジオを聴くように」

と連絡を受けていたヘレン。

 

グレンは亡くなりましたが、予定通り特別講演は行われることに。

約束だったので、悲しみの中でもヘレンはラジオをつけます。

 

コンサートの最初の曲は、グレンがこの日のために編曲したもの。

アメリカで聴いている家族にはお馴染みの曲です、と紹介を受けて流れ出した重低音。

 

(何だろう?)という表情でじっとラジオを見つめるヘレン。

 

そこから流れてきたのは、

なんとヘレンの好きな「茶色の小びん」のジャズアレンジでした。

 

グレンがくれた茶色の小瓶を愛おしそうに頬に当てるヘレン。

その目には涙がありましたが、笑顔も見られました。

 

そして、ヘレンの例の癖。

首筋のムズムズが現れるのです。

 

という形で、『グレン・ミラー物語』に3回も登場する「茶色の小びん」。
これはあくまでも映画なので、
「茶色の小びん」のジャズアレンジがグレン・ミラーの遺作だったというわけではないのですが、

(グレン・ミラーが「茶色の小びん」をアレンジしたのが1939年、亡くなったのは1944年)

 

グレン・ミラーという音楽家にとって、「茶色の小びん」という曲が大きな存在であっただろうということは想像できます。

 

(個人的には『グレン・ミラー物語』と銘打った映画で

「茶色の小びん」が作品全体を通してこんなに劇的に描かれていて感動でした)

 

 

ちなみに私は『グレン・ミラー物語』をAmazon Primeで見ました!

(プライム会員なら無料です♪)

時間があれば子どもたちにも見せたい映画です。

 

「茶色の小びん」の演奏

さて、「茶色の小びん」について見てきましたが、実際の演奏を聴いてみましょう。

グレン・ミラー楽団による「茶色の小びん」

グレンの功績を後世に伝えよう、と、

グレンが亡くなった後も「グレン・ミラー楽団」が存続しています。

 

まずはそのグレン・ミラー楽団の演奏から。

 

最初のあたりが私たちのよく知っているフレーズです。

 

冒頭でご紹介したキリンビールのCMは、

このグレン・ミラーのジャズアレンジが元になっています。

 

小学生によるジャズバージョンの「茶色の小びん」

グレン・ミラーによるジャズアレンジ、

かっこいいけどなかなか小学生には難しいんじゃ…

と思っていたら、なんとありました!(@_@;)

 

使ってる楽器は小学生が使ってるやつなんですけどね、

かなり本格的です。

そして楽しそう。

これが4年生か~!すごいです!

 

(平塚勉さんは子どもたちのための楽曲を手がけておられます)

 

 

教科書バージョンの「茶色の小びん」

色々見てきましたが、やっぱり教科書バージョンが見たいよね!

ということで、探してきました!

 

打楽器も入っていて、まさしく合奏!って感じの演奏です。

よくまとまっていますね。

教科書の「茶色の小びん」のイメージがつかめたのではないでしょうか。

 

さいごに

教育芸術社4年の教科書掲載曲、

「茶色の小びん」について見てきました。

 

普段の授業では

ただ楽譜を見てドレミを追って演奏するので精一杯、

ということも多いかと思いますが、

 

音楽祭などで演奏する際には

このような「曲の背景」を学ぶと、

曲への理解が深まり演奏にも生かされます。

 

教科書には載っていないことを話すと、

子どもたちの食いつきも良いですしね(*^^*)

 

 

また、パートごとの練習用動画が完成したら、こちらのページでお知らせしますね。

 

 

 

「茶色の小びん」のドレミ付き楽譜はこちら

↓↓↓

 

 

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Special Thanks(参考文献)
●茶色の小瓶 - Wikipedia https://share.google/AUIgZ47lvZdR4akCs
●グレン・ミラー - Wikipedia https://share.google/73lDf9fmVkbV1gMpx
●グレン・ミラー物語 - Wikipedia https://share.google/3zYizc8HY7NjVwiRO
●#19 グレン・ミラー物語 音楽家伝記映画のスタンダードな名作   https://youtu.be/kGYLQUhPntQ?si=w9p_cET00d4wfyM7
●『グレン・ミラー物語』(1954年・ユニバーサル・アンソニー・マン)https://note.com/toshiakis/n/n2a96a2be62d0

※この記事を読んでのご感想や

気になったことなどは、お気軽に

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