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耳コピから楽譜ってどう作るの?耳コピの具体的な方法!
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こんにちは!

ピアノ講師のやまもりのくまです。

 

私、【ココナラ】
というところで「耳コピ」のお仕事をさせていただいております。

おかげさまで、数曲まとめて頼まれたり、リピーターになってくださる方もおられ、有難いかぎりです。

 

でも、耳コピって実際どうやってやってるの?

耳コピのコツは?

何使ってやってるの?

 

うんうん、気になりますよね。

 

今日は、私が耳コピのご依頼を受けてから、実際に楽譜として納品するまでの作業過程を記してみたいと思います。

題して!

 

『耳コピから楽譜ってどうやって作るの?』
~やまもりのくまバージョン~

 

です。

最初にするのはその曲についてよく知ること

ご依頼を受けて一番最初にすることは、
ご依頼いただいた曲について知ることです。

 

私の場合、耳コピの作業に入ることじゃないんですよね(笑)

 

誰が作った曲か?
歌詞があれば書いたのは誰か?
歌詞の内容は?
歌詞に込められた想いは?
歌っているのは誰?
何に使われた曲?
何のために作られた曲?
その曲にどんなエピソードがある?

 

元々よく知っている曲ならここを軽く済ませることもありますが、ここはとても重要な部分だと思っています。

 

こんなことを何故するのか?

実は、この「曲について知る」ということをしておくと、耳コピで拾う音が変わってくるからです。

 

「ピアノ曲→ピアノ曲」の完コピならアレンジは必要ありませんが、

「ピアノ曲以外→ピアノ曲」への耳コピ依頼だった場合、アレンジも必要になってきます。

 

アレンジをする場合には、これは私には絶対欠かせない工程です。

 

というのも基本的に、耳コピをご依頼される方というのは、その曲がとても大好きで、何かしらその曲に対しての思い入れがありますよね。

 

だけど、その曲がマイナーだったりする為に、自分が欲しい曲の楽譜が手に入らない。

 

だったら、耳コピができる人にお願いして楽譜を作ってもらいたいというのが、耳コピをされる方の思いだと思います。

 

だからこそ、曲について知っておかないと、
「ん…?なんか自分が想像していた楽譜と違う」
ということになりかねないのです。

 

あなたもご経験がありませんか?

「わーっ!この曲弾きたい!」と思って買った楽譜に、自分の好きなあのフレーズが入っていないとか、すっごいポイントなのに、あの音がピアノで弾けないの!?とか…。

 

そういう場合、大抵はレベルの兼ね合いとか楽器の特性だったり、物理的に無理ということだったりします。

 

でも、せっかく私にご依頼いただいたからには、できる限りご依頼主のご要望にお応えしたい。

 

それは、言葉に出てきたものだけでなく、わざわざ言葉にするまででもないけど、「こうだったらいいな」という想いをくんでいくことも含みます。

 

ということで、仕上がりに影響するので、ここは欠かさずするようにしています。

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曲を体に取り込む

先程の下調べとほぼ同時進行で、曲をひたすら聴き始めます。

 

私にとっては、こんな感覚。

「体に取り込む」

 

自分の細胞一つひとつが、その曲を覚えて体の一部としていくような、そんな感覚です。

 

そんなに聴かないと耳コピができないのか?というと、そうではないんです(^^;)

 

パッと聞いて分かるんですけど、あくまでもこの「耳コピして楽譜を書く」ということを「仕事」としてした場合、私にはこの工程が欠かせない。

 

先程は曲のバックグラウンドを知る工程でしたが、今度は曲自体をよく知るための工程です。

 

アレンジが必要であれば、曲の雰囲気を掴み、全体の構成をぼんやり考えます。

 

自分で「体に取り込めたな~」と感じるのは、無意識にその曲を鼻歌で歌ってたとき(笑)

ここまで来ると「耳コピに取り掛かっていいかな~」というGOサインでもあります(あくまでも私の中の、です)。

 

お急ぎの場合でも、まずは聴いて聴いて聴きまくります。

ご依頼主とお話(アレンジの場合)

ここで、完コピではなく、アレンジを含む場合のみする工程があります。

 

それはご依頼主の意向をよく聞くことです。

 

せっかくその方のためだけに楽譜を書くのですから、その方好みの、その方に合った楽譜にしたい。

 

そんな思いから、

●こんな風だといいな
●苦手な弾き方はある?
●音の数はどのくらい?
●和音のあるなしは?

と、こんなことを伺っていきます。

 

ご依頼主がピアノを習ったことがない方だと、私が普段使うような音楽用語(和音とかもです)が伝わらないことがありますので、ご依頼主が分かるように、丁寧に話を進めていきます。

音部記号や拍子、調性は?

さて、楽譜を書く前に大事なのは、楽譜の下準備です。

 

まずは、ご依頼曲を聴いて、「何拍子なのか?」そして「何調なのか?」を把握します。

 

拍子や調性を把握できるようになるためには、それらの知識というのはもちろんのことですが、
たくさん音楽を聴いて、拍子を感じ、その曲の楽譜を確認し、弾いてみる…という工程を繰り返す必要があります。

 

一朝一夕にはなかなか難しいものがあると思います。

 

また、ピアノの楽譜は上下2段になっていますが、上の段が右手、下の段が左手を表しています。

 

今から右手が弾こうとしている音がト音記号で書いた方が読みやすいのか、それともヘ音記号なのか?をまず見極め、使う音部記号を決めます。

(ト音記号やヘ音記号は右手、左手と決まっているわけではなく、高い音を弾く場合にト音記号を使い、低い音を弾く場合にヘ音記号を使います。

なので途中で変わることもよくあります)

 

テンポや表現記号などは後回し。まずは土台を作ります。

やっと耳コピ

ここまできて、やっといわゆる「耳コピ」の作業に入ります。

 

私は、ある程度のまとまりまで右手を聴きとって楽譜に書き、それから左手も耳コピします。

 

完コピの場合(ピアノ曲→ピアノ曲)と、アレンジを含む場合(ピアノ曲以外→ピアノ曲)で少し工程が異なります。

 

【完コピの場合】
これはもう、弾いている音をそのまま耳コピする形になりますので、聴こえたように楽譜に書く。
これに尽きます。

 

じゃあどうやってやっているのか、というと、

1番高い音を拾う(聴いて書く)

1番低い音を拾う

内声(ないせい:1番高い音と1番低い音以外)を拾う

この順番で楽譜を書いていきます。

 

これは、和声聴音をしているときに「この順番で聴くんだよ」と教えてもらった方法です。

 

外声(1番高い&低い音)→内声の順に聴き取ります。

 

速い曲だとそのままのテンポでは聞き取れないこともありますので、テンポを落として(ゆっくりにして)聴きます。

確認の意味もあります。

 

YouTubeの音源なら、YouTubeの再生速度の変え方(パソコン・スマホ)に書いたように、アプリやソフトがなくても速さを変えられます。

 

音源だけのものなら、私はAdobeの「Premiereelements11」という動画編集ソフトをもっているので、それでゆっくりにします。

ほとんどは「ゆっくりする」ことで聴き取れます。

 

が。

 

どーしても…
どーっしても聴き取れないことがありました。

 

私が聴き取れなかったのは、低音でした。

 

ピアノのほんっと左端の低音は、1音を長~く伸ばしてよーく聴いてやっと聴き取れます。

が、曲中じゃそうもいきませんよね(^^;)

どんどん先に進むし、1音ではないし短いし。

 

ということで、奥の手↓

 

プレミアエレメンツ11の音声バスの設定

これは先程ご紹介した、「Premiere Elements11」というソフトの音声の設定です。

 

音声を選んだら、画面の右上にある①「調整」というボタンをクリックし、②「バス」というところを選びます。

③この丸を左右に動かすことで、低い音がとても聞きやすくなりました。

 

バスエフェクトでは、オーディオの低周波数(200 Hz 以下)を増加または減少させることができます。「ブースト」には、低周波数の増加量または低減量をデシベル単位で指定します。

エフェクトの使用方法より引用

 

この機能を使って、音の高さを聴き取ることができましたので、もしどうしても聞き取りにくい場合は、使ってみてください(^^♪

 

【アレンジの場合】

アレンジの場合も、まず右手の一番上の音を耳コピします。

 

その次は、左手の伴奏の形を粗方決めていきます。
伴奏形は、その曲の雰囲気を元にしつつ、ピアノで弾ける形にしていきます。

 

もちろん、左手も音の高さは耳コピで拾った音を元にしていきます。

 

最後に細かい音を埋めたり減らしたりしながら、全体を整えます。

 

アレンジを含む耳コピの方が自由度が高いので、ガッチリ耳コピしなくても大丈夫です。

 

 

でも、どちらにしろきちんと「耳コピ」しようとすると、かなりの集中力と気力、体力を使って、耳をすませて聴く必要があります。

 

私は耳コピのアプリなどは使っていません。

前のページでもお話しさせてもらいましたが、耳コピのアプリなどに頼るのは、今のところ難しいかなと感じています。

途中経過を音源付きでお知らせ

私の場合、ご依頼主との認識のズレを極力減らしたいので、
結構頻繁に楽譜の途中経過をお知らせします。

 

特にアレンジの場合は、ワンフレーズできたら、サビ前までできたら、1番ができたら…
という感じです。

 

完コピの場合でも、「ちゃんと耳コピできてますよ」とご依頼主に安心してもらうために、ある程度できたところで見ていただきます。

 

私は、楽譜制作を無料のソフト「MuseScore」というのでしているのですが、このソフト、出力方法を変えるだけで音源もすぐに出してくれるので、本当に重宝しています。

 

ご依頼された方が、必ずしもパッと楽譜が読めるとは限りませんし、私も楽譜だけより音源があった方がイメージしやすいので、

楽譜制作のご依頼でも、音源は必ずお渡しするようにしています。

(このあたりは、ココナラのページにはあえて明記しておりません…)

 

しかも、このソフトの音源、ピアノの音がいいとご依頼主に評判です。
(音源が欲しいと言われることもあります)

 

ちなみに、MuseScoreはリピート記号は音源に反映されますが、コーダ記号など演奏順に反映されない記号もあります。

 

そのため、私は別に「音源用」の楽譜を作り、その音源を楽譜と一緒に差し上げるようにしています。

細かいところを直し、元音源と聴き比べ

さて、耳コピから楽譜を作る方法も終盤に差し掛かってまいりました。

 

最後まで耳コピができたら、今一度確認です。
今三度くらいします。

 

やっぱり人間なので、色々ミスが見つかります。

楽譜の書き方だったり、音の高さだったり、ちょっとしたリズムの違いなど…

必ずあるので、「間違いがある!」と思って疑って見ていきます。

 

1小節ずつ聴き比べたり、ワンフレーズずつ聴き比べたり、音源を一緒に流したりと色んな方法で聴き比べます。

 

後は、今まで入れていなかった強弱なども入れていきます。

(実はここは、あえてしない場合もあります。

というのも、ご依頼主が初心者さんの場合、楽譜にごちゃごちゃ書いてあると見づらく、弾かない要因となるためです。)

楽譜として整える

さて、最後は、
「楽譜」が完成品なので、楽譜を見やすい形に整えていきます。

 

タイトル、作曲者、アレンジや耳コピの明記をし、
タイトルとページ番号を一番下に入れて

(昔はページ番号だけを入れていたのですが、自分がいろんな楽譜を印刷して使ううちに、下にタイトルが入っていた方がバラバラになった時にわかりやすいなということに気がついてから、タイトルを入れるようになりました)

 

楽譜の大きさを調整し、ページ数を抑えたり見やすい形に変えたりします。

 

ここまでして、やっと完成です!!

 

楽譜と音源をご依頼主にお渡しして、取引完了となります。

耳コピのサンプル楽譜

こんな感じの楽譜が出来上がります。

 

耳コピするなら朝

これは私の場合ですが、つわりで体調が優れなかった時、本当に音が聴こえませんでした。

 

それから、疲れている時などもとても聴こえづらいです。
(そして眠たくなる(笑))

 

という経験から、耳コピをする時は、朝一番ですることが多いです。

 

体が疲れてくるように、耳も夜になると疲れます。

となると、非常に効率が悪いので、耳コピをする時は朝一もしくは午前中にするようにしています。

耳コピご依頼はこちら

と、このようにして私は耳コピから楽譜を制作し、お渡ししてきております。

 

おかげさまで、5段階評価で5をいただいています(2021年9月現在)。

 

ここで、この耳コピをご依頼された方からのお声を載せさせていただきますね(^^♪

この方はヤバイです!(超褒めてます)

普通このくらいのサービスは、最低価格1万円はするはずです。
それを2000円で、本当に満足できるサービスを提供してくださいました。

最初は、ガイドメロディの譜面起こしを依頼したはずが、
●ガイドメロディ譜面起こし(コード表記あり)
●DTM編曲(ガイドメロディありとoffvocalバージョンの
2つ)
●編曲ありの譜面
までもくださいました。

さすがにこれは悪いと思い、
おひねり入れましたが少なくて申し訳ないです。m(_)m

この評価も本当は入れたくありません、
みんな依頼してしまうから!!
(つまり私だけの内緒にしておきたいです。ですがやはり
素晴らしい方は広めなくては。)

本当に本当にありがとうございました。

 

ありがとうございます。
2000円というのは当時の価格なので、今は少し上げております。

正確に言うと、DTM編曲というのは私はできないのですが、私がを使っている楽譜制作ソフト「MuseScore」というので楽譜を作り、その音源を差し上げた形になります。

 

面倒な曲を快く引き受けてくださり本当に感謝しております。

とても丁寧に、正確に、綺麗に、この低価格では申し訳ないほどの仕上がりで、大変満足しております。

また弾きたい曲ができましたらお願いしたいと思います。

本当に素晴らしいこのご縁に感謝いたします。
ありがとうございました。

 

ありがとうございます。
音の多い曲は、自分の技術向上にも繋がりました。

こちらこそ素敵な曲に出会えて、感謝しております。
ありがとうございます。

 

とても親切に、丁寧に対応していただき、本当にこの方に依頼をしてよかったと思いました。

分からない部分や困った部分について長期間で対応していただき、お値段以上の価値を実感しています。

また今後、こういった内容で困ったことがあれば改めてご依頼させていただくことになると思いますが、その時はまたよろしくお願いします。

 

こちらこそ、ご依頼頂きありがとうございました。
耳コピでお困りの際は、思い出していただければ幸いです(^^)

 

私の場合、
乳幼児を含む4児の母であることや、
自営業をしている家の都合などで
自分の時間を作ることが難しいため、

どうしても「早く」お届けするのが困難です。

 

なので、ご提供させていただく楽譜に関しては自信を持ってお渡しできますが、

その時期については
1ヶ月くらいお待ちいただくこともよくあります。

 

また、
今のところココナラにおいて「耳コピ」の金額指定はありませんが、

その多くにアレンジが含まれることから、

アレンジの最低価格と同じ4000円でさせていただいております。

 

子どもが手を離れ、もう少し早くお届けできるようになれば、金額も上げるつもりでおりますので、

機会がございましたら、ご検討いただけると幸いです(^^)

 

(耳コピは気力体力時間ともに大変消耗するので、今の状態では一度にたくさんお受けすることができません。

そのため、基本的に受付休止中にしておりますが、1度ダイレクトメッセージからご相談いただけると嬉しいです)

※この記事を読んでのご感想や

気になったことなどは、お気軽に

こちらまでご連絡をいただけると嬉しいですm(*_ _)m

 

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